セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 96本、 演劇 72本

ローズ・イン・タイドランド (2005/カナダ=英)(テリー・ギリアム)

2006-07-16 21:55:42 | 映画遍歴
ギリアムの悪夢。毒がきついので慣れるまで時間がかかるかも。子供って、大なり小なりこういうものを持っているのは事実。 という見方をすればこの映画もオタク映画の範疇ではないのだが、ギリアムの毒と死臭が蔓延するあたりから独特のパラレルワールドに連れられて行く。 ぼくは昔見た「シベールの日曜日」の現代版かな、とも思った。女の子というのは年齢以上に大人なんですよ。そういった感覚がこの映画にある。だいたい子の . . . 本文を読む
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ゆれる (2006/日)(西川美和)

2006-07-16 21:55:04 | 映画遍歴
日本映画としては屈指の出来。かなり練ってある脚本に無駄な部分がない。映像のちょっとしたカットにも意味を持たせ、兄弟の本源的な心の葛藤を人間の闘いにまで昇華させた演出は高く評価できる。 ただ、人生を受動的に生きていた兄が急変し、すべて対照的な弟に対してあのような感情を持つ(弟の兄に対してのそれも同様)というテーマが、ちと不可解な気もしたのだが、まああり得る話ではあるのだろう。 男同士のこの葛藤のテー . . . 本文を読む
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