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ローズ・イン・タイドランド (2005/カナダ=英)(テリー・ギリアム)

2006-07-16 21:55:42 | 映画遍歴
ギリアムの悪夢。毒がきついので慣れるまで時間がかかるかも。子供って、大なり小なりこういうものを持っているのは事実。
という見方をすればこの映画もオタク映画の範疇ではないのだが、ギリアムの毒と死臭が蔓延するあたりから独特のパラレルワールドに連れられて行く。
ぼくは昔見た「シベールの日曜日」の現代版かな、とも思った。女の子というのは年齢以上に大人なんですよ。そういった感覚がこの映画にある。だいたい子の女の子自体が可愛くない(いやな大人の女の匂いを持っている)。あの姉弟もどちらかというと目を背けたくなるようなグロテスクさを持っている。
まあ、前衛的な美術作品を見たような感じが印象に残ります。ギリアム、次のステップのための過渡期作品か。
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