日本映画としては屈指の出来。かなり練ってある脚本に無駄な部分がない。映像のちょっとしたカットにも意味を持たせ、兄弟の本源的な心の葛藤を人間の闘いにまで昇華させた演出は高く評価できる。
ただ、人生を受動的に生きていた兄が急変し、すべて対照的な弟に対してあのような感情を持つ(弟の兄に対してのそれも同様)というテーマが、ちと不可解な気もしたのだが、まああり得る話ではあるのだろう。
男同士のこの葛藤のテーマは意外と今まで取り上げられていなく、新鮮ですらある。
オダギリジョー、香川照之とも好演。
ラストシーンのあの兄の明るい微笑み、深い余韻があります。
事件の際の女の生理的行動もさすがうなるものもあり、西川美和監督の成長振りにただただ驚く。
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ただ、人生を受動的に生きていた兄が急変し、すべて対照的な弟に対してあのような感情を持つ(弟の兄に対してのそれも同様)というテーマが、ちと不可解な気もしたのだが、まああり得る話ではあるのだろう。
男同士のこの葛藤のテーマは意外と今まで取り上げられていなく、新鮮ですらある。
オダギリジョー、香川照之とも好演。
ラストシーンのあの兄の明るい微笑み、深い余韻があります。
事件の際の女の生理的行動もさすがうなるものもあり、西川美和監督の成長振りにただただ驚く。
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この男っぽい内容を女性の監督っていうのがすごいですね。
もしかしたら、女だから男同士の反応を興味深く感じたのかもしれません。
内容が濃くて、中盤頭の中がまとまらなくなり眠気を催したりした不思議な映画でした。
早速コメントありがとうございます。
やくざいしさま、コメントで、とても恥ずかしい失態を犯しています。
この映画なら映画料金を”もったいなくない”と書くところを”もったいない”と書いちゃいました。
恥ずかしくて小さくなっていました。
でも、やはり女性だからこういう男兄弟に興味を持つのかもしれませんし、そういう意味では女性から男を眺めた映画なのかもしれません。
それでは、また。