ごく普通の誰でもが経験している本当にどこにでもあるごく平凡な風景なのである。
そこには映画的な盛り上がりといえば闘病のすさまじさとか通夜の母の死なのである。主人公も学生時代の怠惰さから僕らと変わらない普通人であることが分かるし、特に映画としてみるべき素材であるはずもないのである。
ところが今、リリー・フランキー現象である。ここが僕の一番分からないところである。誰をもが持っている母親への感情がごく素 . . . 本文を読む
漫画っぽいストーリーに少し距離を置いていたが、だんだんテーマとして存在する野球というものを通しての人と人のつながりを強く感じるようになる。
少々強引なところは多々あるものの林遣都の日本人離れした容貌が凛とした性格をうまく表現している。
ストレートな話なので逆に小気味いい演出と相まってシンプルな感動をもたらしている。ラストも余韻があってすばらしいシーンだ。好きな作品だ。
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何か中途半端な展開で、脚本がいまいちだったかなあ。俳優は結構よかったと思うから、その分残念。
それと、第5番目のいるはずがない登場人物なんだが、いったい何なんだろうとはっきりしないから観客の苛立ちまで加算されることになる。だいたい、イカルス1号の元に行かなければ本来みんな地球に戻れていたなんて、そんな馬鹿馬鹿しい話が面白いはずもないだろうに、、。
ダニー・ボイルには少々失望。
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