おそらくアメリカの受賞小説の映画化なのであろう、いい話なんだろうけれど、ちょっと現実的ではないな、と思いながら斜めにまた映像を見ている自分に気づく。
こうなったら、のめり込めない僕は少々距離を置きながら映画を見ている。
どうも、こんな状況のままで一年間も男2人と若い女が外側からは家族のように同居でき得ていること自体が不思議。
男二人の関係が少々不明確。というか、作り物じみている。ありえないのではな . . . 本文を読む
日本では珍しいクラシック音楽もの。といっても、大学浪人生と女子中学生の不思議な青春ものになっていながら、淡さもどっかに飛んでいってしまうぐらいの運命の牙までラストに用意してあり、単なる青春ものではなくなっているところがミソ。
ピアノは僕は思い入れがかなりあるので、音の違いまでうまく表現してあり感心した。
成海璃子は13歳と思えない堂々とした演技で大物の風格がある。松山ケンイチもこんな素朴な演技が出 . . . 本文を読む