テレビドラマなんだよな。もっと映画独特の空間が感じられたらと最初は思っていたが、意外とお金をかけていないせいか、映画的な広がりを感じることは最後までなかった。
でも、この映画は人間映画なんだよね。裁判のシーン、一人の人間の生き死に、人生をしかっと語ったところはえらい。その裁判の検事としての表現も木村拓也は予想以上にいい。うまいというより、何となく男性どもは好感をもてないのだが(何故だか分かりません . . . 本文を読む
聞きしに勝る超怒涛のエンターテインメント映画だ。女性の会話の饒舌振りと卑俗さをここまで見せ付けてくれたタランティーノにまず乾杯。
前半のあのショック度は最近では10年物だね。カート・ラッセルの不気味さといい最高だ。
だが、後半で女性に優しいタランティーノは全く逆転発想をしてしまう。さらに次の獲物を狙うラッセルを用意しておきながら、やわなラッセルにしてしまう。まるで人が変わったように全く怖くないむし . . . 本文を読む