難波の千日前国際シネマで「市川雷蔵祭り」をやっている。
実は市川雷蔵って結構有名だったんだけれど、映画館であまり見た覚えがないの早速行って来た。
というのもの市川崑の「ぼんち」はうまくびっくりしたことを覚えている。でもこれもDVDで見ただけで、スクリーンでは今日が初めてなのだ。何かワクワクします。
この千日前国際シネマという映画館も客席数はかなり多く、最近席も改装しゴージャスにはなっている。でもい . . . 本文を読む
40年ほど前の娯楽時代劇から当時の大衆の健全さとエンターテインメントとしての楽しみというか娯楽を楽しんでいる息のようなものを感じた気がする。
しかし、娯楽映画とはいえひとつひとつのエピソードが全体につながってくる伏線のようなものもほとんどなくそれにしても薄っぺらい物語作りであることよ。
女優陣は中村玉緒画俄然一番目立っているが、まあ昔は見られたんですなあ。驚きました。もっといい女優がいっぱい出てい . . . 本文を読む
確かに映像・美術はさすが凝っている。しかし、美しいものの際立って素晴らしいというほどではなく、大衆的な動画と肝心の清盛の内面への入り方の浅さに人間ドラマとして少々不満が残る。
また木暮実千代の西洋風胸開き衣装は何を意図しようとしていたのか不明だし、他作品に比べて演出的にも凡庸で緊密感がない。
不満足だったのはあのラスト。連続テレビドラマの終わりではあるまいし、いかにもこの映画をまるで投げ出した感さ . . . 本文を読む