11日に急に東京に出張となった。最近忙しく疲れており、行くのさえ面倒くさかったが、前の日から東京に寄ってせっかくだから下北沢へ行ってみようと思った。
昼ごろに羽田に着き、そのまま新宿へ。
確か、武蔵野館でパク・チャヌクの新作をやっていたなあと。
「サイボーグで大丈夫」はまったく今までの彼の作品のイメージを変えてしまうファンタジーラブストーリーだ。でもそこで繰り広げられるのは精神病院という閉鎖的な空 . . . 本文を読む
何気ない通常の若者の生活を描写しながら現代における人間の関わり方、生き方、なぜ人間は生まれてきたのか、人間は何のために生きていくのか、等々結構普通の悩みを一人の無垢な女の子を通して考えていくといった意外とシリアスな舞台だ。
主役の二人の姉妹が驚くほど美しく驚いてしまう。舞台の女優さんはだいたいにおいてそんなに美人でない人が多く、通常は期待していなかったのだが、このお二人は若く美しい。それだけで僕 . . . 本文を読む
パク・チャヌク、こんなにも素敵なファンタジーラブストーリーを作ってしまった。精神病院での患者たちの、患者たちだからこそ成し得れる素敵な個性的ワールドだ。
実際のところ、精神病院という純粋培養の中にこそ、ひょっとしたら彼らたちの深い心の底にはこんな素晴らしい心の襞と通常の人間より数十倍優れた空想力が充満しているのかもしれないなあ、と思わせてくれる。
現代という壁の中で暮らしている一応正常人よりうんと . . . 本文を読む