映画に行っている場合じゃない、と言われそうなことが起きた。
5日前に母親が亡くなったのであります。天寿を全うするような年齢なので、自然に順番と言われればそうなのでありますが、やはり僕にとってはいよいよ人ごとだと思っていたことが自分に降りかかったような気がします。
結構その間は忙しくもあり、しかし意外と時間も十分あるものなのだということに気づきました。
午前中に時間があるときは不謹慎かも知れませんが . . . 本文を読む
いいタッチだ。当時のイギリスの牧歌的で素朴な自然と人柄が映像ににじみ出ています。日本でも人気のあるピーター・ラビットの作者と来れば女性なら誰でも気になるのではないか、なるほど映画館で男性は僕だけでした。
僕は女性ほど気になるほどではないが、彼女の自然を愛するその人となりに感動もすれば、彼女と同じく愛する人を亡くするその絶望ともいえるやりどころのない気持ちは共有できる。ホント、この映画は水彩画ですね . . . 本文を読む
オーソドックスな演出がこの映画にどっしり感を与えている。さらに濃密な映像、CGの美しさ、面白さがこの映画が秀作であることを教えてくれる。
しかし、一番優れているのは人間全体への洞察力であろう。この物語は少女が死ぬ寸前に走馬灯のように垣間見たラビリンスとも取れる。それがラストで分かるだけにサッドストーリーの印象が強いが、これは人間が誰でもが辿り着く人生のひとこまでもあるのだ。
だから、ラビリンスの話 . . . 本文を読む