今日は楽しい映画を見ようと珍しくシネコンに行く。
まず梅田ピカデリーで今話題の「ヘアスプレー」。見始めて思ったのだが、僕の苦手なミュージカルだということだ。しかし、意外やそれほど苦手でもないことも分かってくる。ノー天気風なところは少々気になるが、楽しい明るい漫画チックな陽気ミュージカルなのである。時代への掘り下げがほとんどなされていなく気になったが、アメリカ人ではもう50年前の題材でもあり、この部 . . . 本文を読む
映画は日本ではあまり報じられないCIAの成立から巨大化していくさまを、冷戦を通じてまた一人の男の生き様を見つめることにより、アメリカの裏政治の現代史として描いている。
アメリカ映画としては最近にない骨っぽい映画となっている。
マット・デイモンの沈黙ぶりがいいね。男はやはり寡黙でなくては、と思ってしまう。ただ、この男、不思議な男である。聾唖の女性たちに一際興味を持つところ。また、アンジェリーナ・ジョ . . . 本文を読む
今から50年以上も前の時代の田舎町ボルチモアでの漫画チックなノリノリミュージカルだ。ストーリーはまさかと思うぐらいノー天気な内容であり、リアルストーリーじゃないのであります。人種差別問題など難しいテーマがあるにはあるが、真剣に取り組んでおらず、もはや過去のノスタルジーごときで重みはない。
確かに面白いが、あまりに中身がないのでかなり鼻白むこともある。まあ、楽しければいいんでしょうけれど、少々付いて . . . 本文を読む