この映画の構成でまず驚いたのはパート2にはめずらしい前作の焼直し作品だということだ。それ以降では決してない。(もちろん前作で建設中だった東京タワーはすでに建っているが、、)
だから、淳之介の親元問題も茶川の素朴愛もパート2でまたもやリフレインすることになる。ところがトモエの「君の名は」ごときメロドラマや淳之介の給食費問題だのどちらかというとずっこけ気味の挿話もあったが、堀北真希の成長振りが素晴らし . . . 本文を読む
決して深刻な老人映画ではない。かといって甘いロマンス映画でもない。老人の脳裡に存在するものって、みんな興味もなければ臭いものだと思っているのでしょう。
でも、実際は近づきつつある死も考えるけれども、この主人公のように常に生に向かってポジティブに日常を送っているのだろう。何ら若者と考えている性向は変わらないのだ。
そんなある意味生活的にも名声的にも恵まれている老人をあのピーター・オトゥールが演じてい . . . 本文を読む