映画って原作を読まないで見た方がいいのかなあ、どうしても頭の中では原作との比較がぐるんぐるん駆け巡っている。
まあ、3作が関連して展開しているのは感心した。そういう思い切りも映画創造では必要だと思う。
最初に見る1章の小西真奈美の印象が強いので、3章での違いっぷりに驚いてしまう。原作でもラストであっと気付く仕掛けだったと思うが、富司純子のセリフのしゃべり方が小西真奈美とかけ離れているのである。 . . . 本文を読む
既に出演する映画作品を見失ったのか、開き直ってヴァン・ダム自身の身を喰らい、己の栄光の過去と呆然たる現実との対比を名作「狼たちの午後」に似せて作ったトンデモ野心作です。
色彩が鈍い。ドキュメンタリー風に作っているせいか、それともヴァン・ダムの退潮振りを暗示しているのか褪せた色合いだ。でも今のヴァン・ダムに似つかわしい色調でもある。ピークを過ぎたアクション俳優の末路。映画は彼の心情を材料に郵便局ギ . . . 本文を読む
スタイリッシュな計算されつくした光と闇の映像。子供からそのまま大人になってしまったような結構年齢幅のある5人の男。若き青春の日々に築き上げた彼らの強い絆。そのバランスが崩れ始めたとき人はその青春の日々を追い続けることが出来るのだろうか、、。
と、昔よく見た西部劇のようでいて陰影のある青春グラフィティのようでもある。この映画が疲れ果てて家路に戻る男のシーンから始まるのは、そうこの映画が出口のない青 . . . 本文を読む