世間では高速道路1000円オンリー、海外に出ればインフルエンザ、という風評で始まった今年のG・W,僕の場合はほとんど一歩も外に出ない近年珍しいお休みとなりました。
ちょっと今、家財を更新したり、組み立てたりしているので不慣れな日曜大工的な工作をその間ずっとやって来た。掌はすりむけるは、指は痛いは、である意味散々なんだが、たまには家庭孝行も仕方のないところ。実際僕がやらないと全くはかどらない。
. . . 本文を読む
町の消滅。すなわち滅びとは何か。人間は町で何をしてきたか。人間の営みとは一体全体何なんだろうか、、。真剣に考えている【ジャ・ジャンクー】の新作だ。
【ジャンクー】は前作『長江哀歌』から滅びの意味を観客とともに問うている。前作では塔のような煙突ビルがストンと一瞬にして壊滅する映像を垣間見せた。人は常に水を求め咽喉を乾かせている。ペットボトルは欠かせない必需品だ。
今回は国家政策とともに生き延びて . . . 本文を読む
面白い。ちょっと高級な感じのするコンゲームめいたサスペンスコメディといえばいいのか、4画面の分割をうまくするりとまとめて、めちゃ楽しめる作品となっている。
小説ならいざ知らず、映画でこんな手の込んだ作り方で退屈させずに、常に観客の口元をほどけさせているというのも、実に巧妙な【トニー・ギルロイ】の成せる業かな。うなりました。好きだなあ、こんな映画。映画の新しい方向性を導き出す何かを感じさせる出来だ . . . 本文を読む
映像がダイナミック。構図が優れているし、クローズアップの連続も面白い。激動の時代、世相、心理を表すのに十分な脇固めが出来ている。全体の映像の配分も計算されすぎているぐらい巧妙だ。だが、、、
クイズを回答する時に自分史を辿って行く。回答と自分史との結合。そんなラッキーがあるわけないじゃん、といってしまえばその時点でこの映画の大切なハートをつかみそこなってしまうであろう。この映画のキーはここにある。 . . . 本文を読む