これはアクション映画と言っても、いわゆる007映画ですね。車に美女に敵は超ワル。主人公はセクシーなダンディマン。漫画的超アクション。まさにそうでございます。
冒頭ののんきなフィッシングシーンから、そして最後に美女を迎えてのシンメトリーシーンでエンドマーク。まさに007でございます。これで結構初期の007を彷彿させるものがあるから実にいい。
いやあ、最高のエンターテイメントですよ。女の顔全体のそ . . . 本文を読む
ナチスに抵抗するレジスタンスもの、と言えば今までかなりの佳作があった。でもこの映画、ちょっと毛色が違います。レジスタンスを支援する国民の顔が見えて来ないのだ。
レジスタンスとしてはまあ人数的にも通常の組織として遜色はない。特に変わった組織ではない。しかし、彼らを支援する人間が見えてこない。レジスタンスと言ってもテロリストとして養成された彼らだからか、上層部の支持者の顔はあっても、肝心のデンマーク . . . 本文を読む
死刑囚と彼を支援する女性との愛の映画。こういう書き方だととても月並みな表現で、他にも色々同種の映画はあったと思う。しかしこの映画はちょっと違います。何か変な映画なんです、、。
何が変って、うーん、女は死刑が決定したその時から男を愛しだす。夫もいる身だったけれど、本格的に男を愛しはじめる。この瞬間がちょっと異常。違和感もずっと付きまとう。
男もだんだん女の存在に気づきはじめ、当然のことながら女を . . . 本文を読む
期待していた【ホジノ】の新作。彼は男女の愛の機微を撮り続ける映像作家だ。今回は大地震の後の四川省を背景に、名画『終着駅』を意識し、【ホジノ】流の愛を描写する。
ずっと彼の映画を見続けた僕からするとかなり平板になってきたなあというのがまず感想です。というのもいつもハッとする切れた映像が本作ではほとんど窺われない。四川省での野外ロケ等ドキュメンタリータッチを多用しているというのも一因でしょうが、いつ . . . 本文を読む