原作は読みました。最初から中盤までは面白くて一気読みでした。でも、その後もたついて、結局最後は納得しないまま読み終わったのを思い出します。いろいろダメ出しがあったのを覚えています。でも映画は結構矮小化しながらも納得させていたと思います。
冒頭の【綾瀬はるか】との出会いが何か違うなあと思っていたら、やはりラストで思い切った改編。でも、これはこれでこの方がまともで納得させる。【綾瀬はるか】が機構側の . . . 本文を読む
静かな映画だ。映像も清らかなちょっとくすんだ白色のイメージが全編を貫き、この映画のテーマをよく表している。
ファザコン気味の女性と若い時に韓国で何かつらいことがあったらしい母親との確執。そして5歳の時に無理に日本に連れられてきた祖母。ボーイフレンドもいる女性だが、何となく想いがつながらない。
そんな満たされないそれでも続いていく日常の描写が醒めたカメラで描写される。そんな女性に韓国から上司が転 . . . 本文を読む
某中学校で乱入事件があり、生徒が一人殺害される。10数年前に起こった某事件をどうしても思い起こしてしまうが、これが単純な事件でないことが分かってくる。
40人の生徒が乱数表のごとく記号化されて当時の事故の模様を再現していく。そしてそれが二転三転し、驚くべき結末を迎えるといった凄みさえ感じる。
相変わらずミステリーを乱読している僕だが、この小説は本当に面白い。ワクワクしながらページを繰る。こういう小 . . . 本文を読む