刑務所で暮らす女性たち。殺人を犯してしまった人、詐欺を働いた人など様々だ。世間からは忌み嫌われている人たちも人の親であり、人の子でもある。そんな暗黒の生活にも一筋の灯りを見出そうとするほのぼのとする話である。
でもこういう映画って、ある程度話の内容が推察されるんだよね。そして感動話に盛り上げられていくのを観客たちも実は期待しているわけ。ちょっとそういう過程が気恥ずかしくもあり、厭なんだけれど、こ . . . 本文を読む
最近、「灰色の虹(貫井徳郎)」という本を読んだ。無実の罪を着せられた青年が刑事、弁護士、検事、裁判官と次々連続殺人を犯す話だ。この映画の主人公は家族を殺した犯人を司法取引でうやむやにした司法制度を告発する。
そしてその手段としてこの日本の書物と同様に関係した犯人たち、弁護士、裁判官あっちを遠隔操作のごとく殺戮してゆく。というのは、この主人公は刑務所の独房にいて誰か共謀者者がいないとこの連続殺人は . . . 本文を読む