映画を見ていて目を瞑らないことはない。年取るとこれほど眠くなるものか、、。厭になる。
予告編が退屈なのでだいたい目を瞑っている。一回見た予告編は2度目以降はつらい。だから目を瞑る。結構長いので気が付くと本編が始まっていることもある。映画でファストシーンはラストシーンと同様重要である。こういう時は映画ファン失格であると自分を呪う。
特に昼食後の映画が一番ひどい。ざっと見てみると、それほど眠りながら . . . 本文を読む
英国王の話なれど、ハリウッド映画にない実直的なまなざしの映像。王も人の子。その淡々とした演出と主要3人のこれ以上ない演技に圧倒される。
ラスト、王のスピーチで心が揺れ動かされ暖かい涙があふれてくるのはこの映画の誇らしい良心と強さの所以。まさに映画の常道ここにあり。いつも長めの我がレビュー、この映画を前にして脱帽。言葉がありません。
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戦争という深い河が愛し合う二人を引き離す。女は本土で敵軍の将校に身ごもった体を預ける。男は台湾に逃亡し、そこで新たな生活をするも、妻の死に遭遇し、忘れられない女を求めて本土にやって来る。そう、舞台装置は整った。この映画は愛の映画である。
この手の話は世界中どこにでも存在し、映画でも古今東西名作を輩出してきた。(小品だが【デ・シーカ】の『ひまわり』も然り)。しかし、この作品の場合、特筆すべきは主導 . . . 本文を読む