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好きな絵画について、、

2011-03-02 22:48:18 | 徒然に、、
映画を見ていて目を瞑らないことはない。年取るとこれほど眠くなるものか、、。厭になる。
予告編が退屈なのでだいたい目を瞑っている。一回見た予告編は2度目以降はつらい。だから目を瞑る。結構長いので気が付くと本編が始まっていることもある。映画でファストシーンはラストシーンと同様重要である。こういう時は映画ファン失格であると自分を呪う。

特に昼食後の映画が一番ひどい。ざっと見てみると、それほど眠りながら映画を見ている人は少ないように感じる。私ももう老齢期なのであろうか、、。

絵画が好きである。パソコンを何台も持っているが、壁紙はすべて西洋の名画である。バックはけれど暗めのほうが文字が明瞭に映る。今はセザンヌの「トランプをする人々」である。ターナーの絵もいい。一番壁紙にしやすいのはコローの絵である。壁紙なら何でもいいのでは、と思う人もいるだろうが、人物画では落ち着かない。やはり風景画が一番いいように思う。でも明るすぎても文字が白色なので見にくくなる。風景画でも、好きなシスレーはちょっと壁紙にはしづらいところがある。

浮世絵も好きである。部屋には歌麿のビードロが目の前にある。このきらびやかさが好きである。たまに浮世絵全集を紐解く。簡素な筆遣いの鈴木春信がいい。もちろん広重もいい。東海道五十三次は絶品だ。何度見に行ったか。

江戸時代、この刷った浮世絵に包んで陶器をヨーロッパに輸出していたものだから、西洋人は驚いた。しわくちゃの浮世絵を見ては憧れのジャポニズムを生むことになる。

この浮世絵のDNAが印象派に通じる。だから日本人と印象派は西洋人には分からない根源的なものが実は潜んでいる。日本では印象派の絵画展が一番入るのだ。それはDNA的には当たり前のことなのである。けれど僕は晩年に睡蓮ばかり描き続けたモネは好きな絵もあるがあまり好みではない。印象派ではピサロ、セザンヌ、シスレーがいい。ゴッホはわからない。

印象派以外ではルーブルに行ったときに毎日会えたダ・ビンチ、レンブラント、ドラクロワ、そしてマチスの強い色彩。若いときはルドン一辺倒だったが、最近は風景画が気になり始めている。こんなに絵が好きな僕でも絵そのものを描くことはない。スポーツもそうだが、だいたい偽の評論家である。映画だけはそうなりたくないと思っているのだが、、。
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