メチャ面白かった前作『川の底からこんにちは』から2年。やはり新作は気になり見てしまうよね。まあ、タッチは良く似ているようだけれど、ちょっと映画によく出て来る流れる雲のように自然ではなかったかなあ、、。
全体に「粋だねえ」とか「ドーンと構えて」とかハラボテの女の子が言ってるから妙にこちとらイキがってくるが、何か最後までちょっくら浮いている感じがし続け、本来元気をもらわないといけない映画なんだけれど . . . 本文を読む
まず映像が文句なしに美しい。ドイツの田園風景。それはまるで色濃い印象派風景画であります。そこに繰り広げられるある一つの恋愛話。それは世に数ある毎日どこかで起こっているただ単なる恋愛話なのだが、死をも決する人生上の嵐でもある。
いわゆる体を焼け尽す恋愛を取るか、安定した結婚生活を取るかという女性から見た恋愛観が目立たないまでもこの映画では重要なテーマだ。
彼女はこの恋が彼女の人生のすべてを全うす . . . 本文を読む
久々の東京の演劇。いつもは下北に行くのだが、今回は趣向を変えて小さな劇場。行ったことのない学芸大学前の千本桜ホール。
出し物は珍しいお笑い芸人の生態というか生きざまをリアルに写したものだ。当然、漫才は不可欠になってくるので俳優たちは僕らの目の前で大変な漫才芸を強いられている。
とは言っても、今日で漫才をリタイヤするという多少深刻な背景があるので、泣き笑いは必定。大勢の出演者の輩出と共になかなか . . . 本文を読む