素晴らしい映画ポスター。いい題名。コピーは「さあ、人生の旅に出かけよう」。800キロの巡礼の旅。日本だったら東京から岡山ぐらいの距離かなあ。しかも山岳道だ。気の遠くなるほどの巡礼道。
息子をピレネーの嵐で亡くした父親。火葬にした息子の灰を巡礼道にまこうと急遽旅を始める。まさにロードムービー。疎遠だった息子と対話を図る日々。映像に突如息子が出没するシーンが実にいい。息子は父親の心に住んでいる。息子 . . . 本文を読む
あまり読み慣れない種類の本で、少々面食らった。人間を拷問する描写がリアルで、これは読む人を選ぶというより、どんな善な人でも自分の闇の部分を引っ張り出されるそんな強烈な体験をした。
作品的にはその、時代が違うはずの戦時中らしき時間と、現代の仲良し3人高校生仲間とがリンクしてしてしまう不思議な面白い設定でぐんぐん読ませるが、一歳上の高校生と同棲する母親(しかも主人公と同居)するグロテスクな展開がどう . . . 本文を読む