こういう社会派映画って、評価が難しい。どうしても映画の作品の出来より、現実の事実に重きが置かれてしまうからだ。強制児童移住という行為が何故大英帝国で行われていたのか、、。
いろんな事由で子供を手放された子供たち(白人の子供)が、親には養子と言いながら、実は遠く離れたオーストラリアについ最近まで移住されていたという事実。そこでのきつい労働と虐待。戦時中の話ではない。つい1970年ごろまで行われてい . . . 本文を読む
何か昔よく見たような古ーいスリリングなB級映画の様相を呈している。それはこの人間実験トリックがあまりにあり得ない調で終始することと、テーマも持たず人間の中身に深く入っていくことをしない【アルモドバル】の愚行にある、と言えるか。
冒頭の映画って例えば『顔のない目』とかそんな古いヨーロッパ映画である。この映画は余りに単式な設定で、例えば古くは手塚治虫の初期のマンガ本を思い出すぐらいだ。
でも、【ア . . . 本文を読む
誰にでも輝く瞬間はある。あった。そしてやはりそれは高校生時代が一番多いのではなかろうか。その時からすでに数十年を過ぎてしまっている僕がまさかこの映画を見て青春を思い起こしてしまうなんて、、。
そう、この映画にはチカラがある。青春を超えあくせく毎日を過ごしている7人のクラスメートたち。彼らは当時みんな同じものを見、同じ方向を見つめていた。そんな経験はやはり若い時にしか訪れない。
25年経っても、 . . . 本文を読む