セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

アルファベット・パズラーズ(2004)(大山 誠一郎著) (東京創元社)  90点

2016-02-24 22:12:40 | 読書遍歴
短編の2作、「Pの妄想」「Fの告発」と読んできて中編の「Yの誘拐」とくる。普通に読ませる手記から始まり、大山もこんな、限りなく普通の散文が書けるんだなあと感心していたら、それはある人間の手記だったことが分かり、そして、、。 とここから俄然面白くなる。普通のミステリーマニアだったら、恐らくこの時点で手記の著者である哀れな父親が真犯人だろうと、一応胸に秘めページを繰るだろう。 ところが二転三転、最 . . . 本文を読む
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劇団はみだしぼっち「マナー講座星人の逆襲」( 作・演出 渡部優美)(於・ZAZA) 75点

2016-02-24 20:27:10 | 演劇遍歴
軽やかなギャクコメディを目ざした劇団なのだろうか、上演回数も決して少なくはないのにみんな素人っぽい。セリフもたまにトチるし、間も合わない感もある。でもその雰囲気にだんだん慣れてくると、味というものも出てくる。 不思議なもんだ。この劇団、軽く見捨てられない何かがある。可愛くもある。そのうち何か余興のような時間が結構長く続き(ほとんど一人の俳優の集中芸だが)、最近の若者(学生たち)の趣向も味わえる展 . . . 本文を読む
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