日本推理作家協会賞受賞(短編部門)ということで読んでみた。
小さな島に因縁を持つ人たちの物語である。現在淡路島に住んでいるというそういう環境もこの小説に影響を与えているのだろう、思ったよりなかなかの秀作群である。
ミステリーじみている小説が意外と少なく、かえって面白く読めた。また、ミステリーではおなじみの空白の動機付けなんかはしっかりと描かれている。
僕はその中でも「雲の糸」が一番感動的に読 . . . 本文を読む
どこから見ても一流の映画ですなあ。時代設定がノスタルジーっぽく完璧。カメラがどのシ-ンを見ても秀逸。うっとりです。そして流麗な演出。実にうまい脚本。そして俳優陣のそれこそ完璧な演技。これぞ映画です。
冒頭から観客を乗せてしまう演出も素晴らしいが、ケイトとルーニーの愛の駆け引き演技も見所です。その雰囲気に酔ってしまい、気づいたらラスト近くにまで来てしまうが、冒頭のレストランシーンに移り行き、その手 . . . 本文を読む