昨年通った美術史美術館の裏側が見られるというので早速有楽町で見ました。美術館を経営するまさに一企業のごとく予算攻防経営戦略。と一転して、お客様係という最下層の非人間的な対応が取り上げられる。
この映画を見て即、美術史美術館の美術品を見たことにはならないのだ。それほど絵画等が紹介されるわけではない。視点はこの美術館を支える、取り巻く環境とその中身である。
映像が緻密だ。なのに、もったいないことに . . . 本文を読む
だいたいみんな将棋師聖の若死を知ったうえでこの映画を見る。だから、その短い人生途上で、凝縮した彼の青春を見てみたいという思いでこの映画を見る。それは自分の人生にいかに投影されるのか気にかけながら辿る道程でもあるのだ。
彼の病気とは子供時代からのネフローゼだ。だから体も見事にむくんでいる。そんな病的でいながらすぐ切れる聖を松山ケンイチはそつなく演じている。
対する永遠のライバル羽生に東出昌大が目 . . . 本文を読む