思ったより、一人の男をきちんと描いて当時の日本人としての理想的な造形に取り組んだ力作であろうと思う。エンドクレジットで初めて山崎貴作品だと分かったぐらいなのだが、彼も随分と精緻な映画を撮れる監督になったもんだとつくづく思う。
でもこの作品は岡田准一の映画なんだなあ。彼もここまで凄みを見せた俳優になるとも思わなかったので驚き。並みいる俳優陣を脇に置いて、抜きんでた演技を見せている。これもこの映画の . . . 本文を読む
だいたい、はなから期待はしていない映画だったが、でも予想通りのこの体たらくは何が原因なんだろうと考えるのも馬鹿馬鹿しく、けれどまあ映画館を途中で出て行く気にはなれない憎めない映画ではありました。
脚本というよりやはり演出が問題なんだろうなあ。俳優陣はこんな作品であるにもかかわらず、みんな頑張ってるんだよね。それは認める。みんな三池ほどさぼっていない。
というより、こんな作品だからか逆に変に頑張 . . . 本文を読む
このシリーズもこの作品でエンド。ゲームものだからやはりそれなりにゲーム感覚がこの作品の特徴である。ほんと、椅子に座って見ているだけなのに、実際ゲーム機を駆使している感がする。それがこの作品の売りだったんだなあ、、。
けれどミラはこの作品かれこれ10数年になるが、体型があまり変わっていないのがすごいね。外人にしては今見ても若い。努力してるんだろうなあ。でももう見られないという感覚がこの映画にずーっ . . . 本文を読む
大好きな岬シリーズ、しかも原点ともいえる高校生活に起こった殺人事件という見出しにファンはおののくはず。そしてしっかり即読んだ吾輩であります。
半分近くは殺人事件のかけらもない。あるのはいつも通り岬がピアノを弾くときのあの情緒たっぷりの解説である。これもだんだん慣れて来るとそのうち飛ばしたくなってくるから、僕は本当の七里ファンでないのかもしれない。
興味あるのは(ファンにとって)岬の描写がほとん . . . 本文を読む