関節リューマチの女性と孤児院育ちの荒くれ男との強い愛の物語であります。たまたま主演のサリー・ホーキンスは「シェイプ・オブ・ウォーター」と同じく社会的マイナーの役柄を演じていますが、断然こちらの方が親近感があります。
何故かって、弱者同士だから心打つ、とかそんな絵空事を言うつもりは全然ないが、誰もが辿り得る愛の醸造感が観客に自然に伝わって来るのです。
セリフの少ないこの夫婦の繫がりも、この芸達者 . . . 本文を読む
結構ムズイ中にもコメディ調の明るい香りのする芝居である。死体が消えたり、クスリが出て来てミステリーっぽく作り込み、この不条理劇に新風を吹き込もうとしている。
生者と死者、地下と地上で生息する人々など深く考えれば考えるほど分からなくなってくるのは、僕の人生経験が足りないせいか、と思わせる展開だ。
いつも思うが、第2劇団とsputniktって、境目がなくなっているのでは、と思われるほど出し物、俳優 . . . 本文を読む