冒頭から映像がどんよりして、荒く、この作品のテーマを鋭く表現する。そこにジェレミー・レナー が現れ、家畜を守るためハンターとしての銃声を放つ一撃。このシーンが、この映画の本質を表わしているかのように、、。
やり切れない映画である。でも目を背けてはいけないアメリカの現実でもあるのだ。映画は、そのアンタッチャブルの世界をこれでもか、これでもかと、ぐいぐい迫り来る展開である。力強い。その思いは全編映像 . . . 本文を読む
実際生き残った人たちが証言し、その様子を再現する映像。予想していた映画ではなかったため、ちょっと驚き。
やはり実在者に遠慮したんだろうか、ドラマの方は話の再現に過ぎず、映画的高揚からは程遠い。この手法は何故か劇映画としては残念な結果に。とは言えこのエピソードをじっくり劇映画に徹すれば秀作になったはず、と思いたい。
また、危険を冒して彼らをかばったドイツ人たちの心根にもっと深い造詣を与えてほしか . . . 本文を読む