冒頭小出太一の達者な響きのあるセリフが際立つ。こんなに張りのある伸びやかな声だったけ。小出に見惚れる。何かいい予感がする。
13人もの出演者。コミカルでいて、最初ワケが分からない展開。登場人物が多過ぎてしばらくはじっと観戦気味。そのうちこの劇がミステリー劇であることが分かってくる、、。
とても楽しい劇である。コメディなのに、キャラだけで笑いを取る役者が少なく、観客は多少苦慮する。あまり出番はな . . . 本文を読む
これは面白い。漫画の行間の「間」をそのまま映像化した稀有な作品です。演劇でいうところのショートショート作品なんですが、この二人の俳優が作る空間はもう俳句の域に達してかけてますなあ。凄いです。
8つのエピソードがあって、最初から観客をどんどん引き込む力がある。池松はさすが17歳の高校生には少々見えづらいけど、菅田は十分高校生してる。その二人の全く相容れることのない距離感と、そのうちじわじわと親近感 . . . 本文を読む
初めての作家だが、名前だけは知っていたけどこれは面白かった。裁判ものだけど、それ以外の描写が多く、なかなか読ませる。刑法の「緊急避難」を題材にしたのはひょっとして日本では初めて? とてもユニークであります。
冒頭からも叙述も読ませる。面白い。ミステリーの常道を言ってますね。まさに一気読みです。
弁護士の御子柴が少年時代に極悪殺人を起こしていたという設定が、このシリーズでは3作目なのでそれまでの . . . 本文を読む
今日は暑かった。劇場に入るまでにコンビニでアイスキャンデーを購入。それで少々暑さをしのぐ。劇場に入ると何故か疲れていていつもは最前列に位置取るのだが、今日は背もたれのある最後方の席に行く。これがいけなかった。
満席で、その位置からは(たまたま体の大きな人が前にいて、ちょうど彼の頭しか見えない、、)舞台が見えないよ~~。その人が結構動くのでそれに合わして僕も頭を動かす。そんなことをしていたら、どう . . . 本文を読む
映像が冷たい皮膚感を持っていて素敵だった。そして音響もほとんどないに等しいぐらいで、これもある意味マイナスの魅力でした。
ネイサンを刺すシーンなんかは音が欠如しこのぬるっとした殺戮シーンはかえって怖かった。
全編すこぶるキレのいいカメラワークとそしてセンスのいい音響。この映画はこれに尽きる。
話としては意外性が全くなく少々落胆を禁じ得ない。HALとの比較では、かの名作「2001年宇宙の旅」を . . . 本文を読む