前回紹介した宮崎県えびの市の白鳥温泉の、少し下にある白鳥神社を紹介します。
1703年にこの神社から切り出された赤松の巨木が、東大寺大仏殿の虹梁(棟木)に使用されました。
参道入口です。左右に御神木の杉の巨木があります。
左の杉。幹周り4.44m。屋久杉を植樹したものと言われています。
右の杉。
鳥居の奥に対の仁王像があります。
阿像。
吽像。
鳥居の横のお堂。
切り出されたのは樹齢二千年以上の赤松2本で、代金は1本が二千両でした。
前の写真の左に見える切り株のレプリカ。
1日860人の人夫と牛40頭によって、国分新川口まで115日をかけて運搬し、その後船を使って奈良まで運ばれました。1709年、東大寺大仏殿落成供養が行われ、赤松は大虹梁として今も大仏殿を支えています。
参道の階段を登ったところです。
959年に白鳥神社を創建した性空上人御堂です。
性空上人の像。
石橋を渡って社殿へ行きます。
白鳥神社社殿。
社殿の奥に御神木の夫婦杉があります。
夫婦杉の全容。
幹周り:6m
樹齢:約500年
根元。