霧島市福山町の松下美術館へ行きました。
松下美術館は、松下兼知氏が設立しました。松下氏は1905年福山町に生まれ、長崎医科大学助教授の時被爆し帰郷しました。
福山病院、松下病院、西原保養所、福山学園、オレンジ学園を設立した松下グループの総帥で、松下美術館初代館長でした。
館内写真撮影禁止なので、建物や庭の写真です。
1号館。ここで受付をします。入館料500円。
1階は黒田清輝、和田英作、有島生馬、、東郷青児、海老原喜之助など、鹿児島ゆかりの画家の作品があります。
2階はルノワール、ピカソ、コロー、クールベ、ドガなど海外有名画家の作品が展示されています。
2号館。絵画と古い薩摩切子を展示しています。
前の写真の左上のキンモクセイの大木。
3号館。エジプト、ギリシャなど中近東の出土品を展示しています。ミイラを包んでいたマミーマスクは貴重なものです。
4号館。掛軸や屏風を展示しており、雪舟、木村探元などの山水画があります。特に雪舟の作品が多いのに驚きました。
5号館は閉館中でしたが、民俗資料館(信仰面、芸能面)になっています。
ユズリハの大木。
木の下に仏像と地神碑があります。
仏像です。
6号館へ行きます。美術館だけでも広大な敷地で、周囲には医療関係の施設が多くあります。
6号館入口。
正面が6号館です。
白梅。
鐘楼もあります。
重厚な6号館。隼人町役場だったものを松下病院診療室として譲り受け、ここに移設しました。
松下兼知氏の絵画や薩摩焼が展示してあります。松下氏は幼少のころから絵を描くのが好きで、画家を目指したこともあったそうです。
この先に茶室があります。
苔むした茶室の庭。
多くのステンドグラスもあり、個人所有の美術館と思えないほど充実しています。
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