鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

クスノキの並木

2006-07-03 | 風景
クスノキは、カイコウズと共に鹿児島県の県木に指定されています。
カイコウズが、外来種で自然には見られないのに対し、クスノキは
自然の山に多く生えていることから、親しみのある木です。

鹿児島市で、街路樹として最も多く植えられているのがクスノキでしょう。
写真は、鹿児島大学前の通りのクスノキの並木です。
鹿児島のクスノキの並木は、仙台のケヤキ、パリのマロニエと同様、
町に溶け込んだ風景となっています。



花は、小さいうえに薄い黄緑色で、ぜんぜん目立ちません。
緑色の実は、子供のころ、おもちゃの空気銃(クスの実鉄砲)の
玉として使っていました。
竹の筒の先端と入り口に実をつめ、押し出して飛ばすのです。

クスノキは、昔、防虫剤の樟脳の原料として用いられていました。
樹液は刺激のある臭いがします。

また、クスノキは大木になる木として知られています。
蒲生の大クスは、日本一の大木です。
写真が取れたら掲載します。
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ネムノキ

2006-07-02 | 植物
梅雨を彩ってくれる花に、アジサイとネムノキがあります。

アジサイが里の花であるのに対し、ネムノキは山里の花といっていいでしょう。
少し田舎道を走ると、道路わきの緑の中に薄赤のネムノキの花が、あちこちに
ぼうっと霞んだように咲いています。

ネムノキという名前は、葉っぱが閉じることから名づけられたものでしょうが、
花もなんとなく眠たいようなぼんやりしたイメージがあります。
ハイビスカスなどのような派手でシャープなイメージではありません。
長い毛がふさふさしており、先は薄い赤で根元が白い花です。

梅雨のころの車窓を楽しませてくれる花です。

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時計草

2006-07-01 | 食べ物
種子島から時計草が送られてきました。

時計草はパッションフルーツともいい、南国の果物で、種子島、屋久島、
奄美大島などで多く栽培されています。
時計草という名前は、花が時計の文字盤に似ていることから名づけられました。

熟すると赤紫色になり、皮を切ると中に少量の水分と種があります。
これをスプーンですくって口に入れると、口中に甘酸っぱいトロピカルな味が
広がります。種は出さずに一緒に飲み込みます。
いかにも南国のフルーツといった味がします。

パッションフルーツジュースも売られており、これを焼酎に入れて氷を
浮かべると、トロピカルなカクテルになります。


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