鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ケンミンショー

2009-03-11 | エッセイ
秘密のケンミンショーというテレビ番組がある。
各都道府県の、食べ物、独特なことなどを面白おかしく取り上げるものである。
鹿児島のケンミンショーをあげてみよう。

これは、番組でも紹介されたものだが
「鹿児島県民なら誰でも歌える、茶わんむしの歌、というのがある」

♪うんだもこら いけなもんな あたいげーどん茶碗なんだ
日に日に三度も 洗(あ)るもんせば きれいなもんがんさぁ
茶碗についた虫(むっ)じゃろかい めごなどけ歩く虫(むっ)じゃろかい
まこて げんねこっちゃ わっはっは

鹿児島弁の歌で、県外の人には意味がわからないと思うが、茶碗蒸しを茶碗に付いた虫と勘違いしたという意味の歌である。

「鹿児島では、黒板消しのことをラーフルという」
私も長い間、ラーフルは全国共通の言葉と思っていた。
転勤で県外にいたとき
「そのラーフル取って」
と言って通じず、鹿児島と一部の地方だけで言うことがわかった。

「さつま狂句という鹿児島弁の川柳がある」
さつま狂句は、テレビ、ラジオ、新聞などに投稿され、なかなか盛んである。
婆(ば)が足湯 萎(しな)ぶ大根(でこん)も 生(い)っ返(きや)がっ
(婆さんが足湯に入ると、しおれたような大根足が、生き返ったようになる)
ラジオで音だけ聞いたら、県外の人にはまったく意味がわからないだろう。

「転勤で鹿児島に来た人が、西郷さんの悪口を言うのはタブーである」
今はそんなことはないと思うが、昔は、転勤で来た銀行の支店長が、地元財界人の前で西郷さんの悪口を言って左遷させられた、などという本当かうそかわからないような話があったものである。
それほど、鹿児島県民は、西郷さんに対する思い入れが強い。

「鹿児島県に、志布志市志布志町志布志がある」
市町村合併で、旧志布志町が志布志市になり、こんなややこしいことになった。

あ、それから、鹿児島は男尊女卑で、男が強い印象があるかもしれないが、今はそんなことないですからね。
実際は、薩摩おごじょのほうが強い(我が家も?)。
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坂之上の山桜他

2009-03-09 | 巨樹・古木
鹿児島市の保存樹に指定されている山桜を紹介します。

まず、下福元町の坂之上にある山桜です。
国道225号の坂之上の信号から西へ行き、踏切を渡って最初の道を右折し、200mくらい行ったところです。


道路の上の人家の庭に、2本の大きな山桜があります。


右の山桜。


左の山桜。

幹周り:2.80m
樹高:11.5m
樹齢:130年


次は、五ケ別府町にある山桜です。
皇徳寺台の南を流れる山之田川の上流に三重野という集落があり、下流から行って最初の人家の庭にあります。


人家の庭に咲く山桜。
付近は、里山の風景が広がっています。


庭から見たものです。
庭に、花見の台と椅子がセットされていました。


別の角度から。

幹周り:2.30m
樹高:21.0m
樹齢:100年


どちらもちょうど満開でした。
この日は天気が悪く、桜の撮影には不適でしたが、桜は待ってくれませんからね。
自宅の庭に、こんな桜があるなんで、ぜいたくな庭です。
(撮影日:3月8日)
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永田川の滝群

2009-03-07 | 水辺の風景
永田川源流を訪ねて」という記事の中で、滝を2つ紹介しました。
それ以外にも滝があることがわかりましたので、訪ねました。

鹿児島市街地から、県道永吉入佐鹿児島線を松元方面へ行くと、仙仁峡というそうめん流しの看板があります。
この付近の左岸から河床に下ります。


最初の滝です。
高さ2mくらいで、堰を落ちる滝です。
左が取水用の水路です。

ここから上流に、次々と滝や急流があります。
上流に行くのは、けっこう大変です。
河床は遡れないため、私は左岸を行きました。
でも、道があるわけではなく、岩をよじ登り、木を伝わって上りました。


2番目の滝。
前の写真の奥に見えている滝です。
これも高さ2mくらいと小さな滝です。


3番目の滝。
高さ4mくらいで、2つに分かれています。


4番目の滝。
高さ3mくらいです。


大岩の間を小さな滝と早瀬が流れています。


前の写真を撮った位置から、下流を見たものです。


やがて、広い滝つぼがあり、右に滝の下部が見えます。
滝つぼが濁っているのは、雨が続いた後のためです。


滝のアップ。
残念ながら、河床に下りることができず、滝の全容を見ることができません。


滝の上部に回りこみました。
滝の落ち口です。
高さ7~8mはありそうな滝です。
この滝の全容を見るため、いつか再挑戦したいものです。
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福の川橋他

2009-03-05 | 石橋
交通量の多い国道にも石橋があり、これまで、いちき串木野市の神村学園前にある、国道3号に架かる石橋などを紹介しました。

福の川橋は、国道10号に架かる石橋です。
場所は、霧島市隼人町小浜にあり、小浜の信号から一つ加治木寄りの信号のところです。


上流から見た福の川橋。
 橋長:8.5m
 幅員:15.7m
 架設年代:明治20年
川は、錦江湾に直接注ぐ福の川です


上流から見た内部。
下流側は、コンクリートで拡幅されています。

近くのJR日豊本線にあるレンガ橋を紹介します。


福の川橋の北西にある橋で、上流から見たものです。
 名称:不詳
 橋長:8.06m
 幅員:8.16m
 架設年代:不詳


内部。
下部は石積み、上部はレンガのアーチです。


県道北永野田小浜線の、野久見田バス停の近くにあるレンガ橋です。
上流から見たものですが、変わっているのは、橋の下が川と道路を兼ねていることです。
普段は水深が浅く、車で通ることができます。
これも、下部は石積み、上部はレンガのアーチです。


下流側に抜けると、川の左から道路に上がるようになっています。
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池田湖

2009-03-03 | 水辺の風景
薩摩半島の南にある池田湖は、九州最大の湖です。


湖の北の湖岸道路に架かる池田湖大橋。
池田湖に流入する川はなく、谷に架かる橋です。


池田湖大橋から見た池田湖と開聞岳。
池田湖は、火山の陥没によってできたカルデラ湖です。
 面積:11.1km2
 周囲:15km
 最大水深:233m 
 湖面標高:66m


菜の花と池田湖。
湖周辺には菜の花が植えられ、いぶすき菜の花マラソンのランナーを楽しませてくれますが、菜の花はほとんど終わり、わずかに残っていました。


北西岸の池田湖パラダイスから見た池田湖と開聞岳。


湖岸の歩道に架かるアーチ橋。
コンクリート製です。


池田湖にいるといわれる怪獣イッシー。
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サツマイナモリ

2009-03-01 | 植物
自宅の近くで、サツマイナモリを見つけました。


やや湿った林地に、群生して生えています。


サツマイナモリ(薩摩稲森)アカネ科
薩摩の稲森草のことで、稲森草は三重県の稲森山で発見されたことから名がついたそうです。
ややうつむいて、7~8個の花弁が付いています。
つぼみは長さ1.5cmくらいの房状で、先端が膨らんでいます。


花のアップ。
純白の花びらで、細かい繊毛が生えています。
清楚な感じの花が、目立たない林の中にひっそりと咲いており、今の時期の野草の中で、好きな花の一つです。


近くのモウソウチクの林に、早掘りタケノコを掘った跡がありました。
猪の仕業でしょう。
私もまだ今年のタケノコは食べていないのに、見つけるのがうまいものです。
コメント (6)
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