ある人からこのブログ楽しみにしていますという言葉をもらった。
うれしいかぎりである。
期待に応えられるかどうか判らないが
仕事やゼミの課題でやらなければならないことは多いが、
これはこれなので書き始めてみたい。
動物には、接触性動物と非接触性動物に二分されるそうだ。
ある動物はいっぱい群がって互いに体を接しあう。
また、ある動物は接触を避けている。
接触性動物に入るのは、セイウチ、カバ、ブタ、コウモリ、インコ。
非接触性動物に入るのは、ウマ、イヌ、ネコ、ネズミ、ユリカモメだ。
非接触性動物は群集することからくるストレスに対しての
抵抗力が弱いのかもしれないとE.ホールは言っている。
では、人間はどうだろうかとふと考えてしまった。
時として孤独になりたいとも思うし、場合によっては群れたいとも思う。
そこで、群れるというよりは繋がるに近いと思われる身体接触。
「触れる」にふれてみたい。
「触れる」はやさしくタッチしている状況が感じられる表現だ。
例えば、唇が触れ合うとしてみると、何か青春の甘酸っぱさを感じる。
相手の手をぎゅっと「握りしめる」としてみると
格闘技の試合に臨む際のそれは、闘志の表れであるし、
恋人同士であれば強い心の結びつきの確認かもしれない。
では、「擦る(さする)」はどうだろうか。
嘔吐してしまい苦しんでいる子どもの背中を擦るように、
その言葉には弱者に対しての心遣いや優しさが感じられる。
背中をさする場合にも、「ちょうどよい擦り」が必要である。
それは、強すぎても、弱すぎてもいけない。
もちろん早過ぎても、遅過ぎてもいけない微妙な擦りだ。
よって、「擦る」には相手の心を「察する」ことに繋がるのであろう。
他者の心を察するとは
身体接触の擦ると同じような微妙な心遣いが必要なのかもしれない。
うんと落ち込んだ時のように心が疲れている時には、
他者から察してもらうとともに身体に触れてもらう。
しかも、微妙に・・。
気が触れる前に。
子どもに戻ったように
(酔っ払って嘔吐した場合でもよいのだが)
擦ってもらうことで疲弊した心は救われるのかもしれない。
日頃お世話になっている渡辺潤教授と院生の佐藤さんが
クリス・ロジェクのカルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために」を翻訳し、
世界思想社から近日刊行予定です。
ということで
・カルチュラル・スタディーズに興味がある方
・SG学園の元同僚、同僚で私のブログを見ていただいているアナタ
・数少ない友人・知人、そして縁者の皆様
ぜひともご購入ください。
ちなみに、
このブログの書き手であるMMもコラム担当させていただいています。
うれしいかぎりである。
期待に応えられるかどうか判らないが
仕事やゼミの課題でやらなければならないことは多いが、
これはこれなので書き始めてみたい。
動物には、接触性動物と非接触性動物に二分されるそうだ。
ある動物はいっぱい群がって互いに体を接しあう。
また、ある動物は接触を避けている。
接触性動物に入るのは、セイウチ、カバ、ブタ、コウモリ、インコ。
非接触性動物に入るのは、ウマ、イヌ、ネコ、ネズミ、ユリカモメだ。
非接触性動物は群集することからくるストレスに対しての
抵抗力が弱いのかもしれないとE.ホールは言っている。
では、人間はどうだろうかとふと考えてしまった。
時として孤独になりたいとも思うし、場合によっては群れたいとも思う。
そこで、群れるというよりは繋がるに近いと思われる身体接触。
「触れる」にふれてみたい。
「触れる」はやさしくタッチしている状況が感じられる表現だ。
例えば、唇が触れ合うとしてみると、何か青春の甘酸っぱさを感じる。
相手の手をぎゅっと「握りしめる」としてみると
格闘技の試合に臨む際のそれは、闘志の表れであるし、
恋人同士であれば強い心の結びつきの確認かもしれない。
では、「擦る(さする)」はどうだろうか。
嘔吐してしまい苦しんでいる子どもの背中を擦るように、
その言葉には弱者に対しての心遣いや優しさが感じられる。
背中をさする場合にも、「ちょうどよい擦り」が必要である。
それは、強すぎても、弱すぎてもいけない。
もちろん早過ぎても、遅過ぎてもいけない微妙な擦りだ。
よって、「擦る」には相手の心を「察する」ことに繋がるのであろう。
他者の心を察するとは
身体接触の擦ると同じような微妙な心遣いが必要なのかもしれない。
うんと落ち込んだ時のように心が疲れている時には、
他者から察してもらうとともに身体に触れてもらう。
しかも、微妙に・・。
気が触れる前に。
子どもに戻ったように
(酔っ払って嘔吐した場合でもよいのだが)
擦ってもらうことで疲弊した心は救われるのかもしれない。
日頃お世話になっている渡辺潤教授と院生の佐藤さんが
クリス・ロジェクのカルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために」を翻訳し、
世界思想社から近日刊行予定です。
ということで
・カルチュラル・スタディーズに興味がある方
・SG学園の元同僚、同僚で私のブログを見ていただいているアナタ
・数少ない友人・知人、そして縁者の皆様
ぜひともご購入ください。
ちなみに、
このブログの書き手であるMMもコラム担当させていただいています。