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大学入試説明会

2009-07-01 23:28:11 | Weblog
 
大学淘汰の時代を迎えている。
平成16年の立志館の生徒募集停止に続いて、東和大学、
今年度に入ってから英知大、神戸ファッション大、三重中京大、
そして愛知新城大谷大と学生募集を停止する大学が徐々に出てきている。
これらの大学に共通するのは地方の単科大学であることと、
一言で言えば、町おこしのために地方自治体が大学を誘致して開学した大学だ。
高速道路を作る代わりに、大学を作ったのだが、
それを受験生に見透かされ定員確保もままならず
学生確保に苦しんだ末に選んだ閉鎖のようだ。

私自身、今年は高校3年生の担任をやっている。
授業の合間や放課後の時間を利用していくつかの大学説明会にも参加している。
今日は印象に残っている大学をいくつかあげてみたい。

『A女子大』
とにかく、長い時間をかけた説明会だった。
合計3時間半にも及ぶ説明だった。
ゆいつ救われたのは、途中休憩で用意された自家製のパンと飲み物だった。
パン屋の店頭に並ぶパンの3倍くらいのパンが用意されていた。
学内見学をすると図書館に座敷とカラオケルームがあることに驚かされた。
座敷は、畳に座ったり寝込んだりしながら読書する学生のためだそうだ。
カラオケルームはDVDを数名で鑑賞する防音ルームとのことだった。
なぜかマイクも用意されていた。

『B大学』
指定校関連公文書の一枚の印刷が斜めに印刷されていた。
入試相談にあたった準教授にその旨、告げると「そうですね。」
「ナナメですね」で終わってしまった。
仕方がなかったので、事務局まで足を運び、
クレームをつけるとやっとで対応していただいた。
あまりの対応の悪さに
この大学には私のクラスからは絶対に受験させたくない
と思ってしまった。

『C大学』
いわゆる底辺大学。
説明会を一時間で切り上げ、
全員パーティー会場に案内され立食パーティーが始まってしまった。
何が難だかわからないうちに、大学関係の教員が次々に学科の紹介にやってきた。
なぜだかとてもひいてしまう感じだった。
陳情を受け付けている地元選出国会議員の気持ちが良くわかる。
お土産も田舎の結婚式のように携帯箸とお菓子の詰め合わせを帰りに頂いた。
ここも、うさんくささを感じてしまった。

『D』女子大学
都内でも三本の指に入る名声女子大。
大学の説明会はおおむね良好だったが、
事前事後でクレームを広報課と入試課送付した。
まず、事前。
ホームページで事前勉強してみるとウェブページの内容に誤りを
見つけてしまった。
「学内で誤りはわかっていたが、直すのを忘れていた」
という言い訳ではじまる返答と助言への感謝の言葉を頂いた。
さらにもうひとつは、
説明会で頂いた入試問題にあった誤植だ。
「入試問題における誤植は大学のイメージ低下にも繋がりかねません」
という忠告を入れてメール送付。
返答は、
「入試当日は気づいたが、修正を忘れていた。」とのこと。
オープンキャンパスに配布を考えていたので助かったとの文言も追加されていた。
なぜかこの大学も危機感というものはまったく持っていない。
大学ってほんとはこれでもいいのかもという錯覚に陥ってしまった。

いずれにしても、何か抜けているような・・。
参加者の心を掴む説明になっていないような・・。
説明会についての甘さをどの大学にも感じてしまった。
大学入試説明会に関してのプロの助言者になれそうな、
そんな気になってしまった。
コメント
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