芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

春の国立(クニタチ)

2010-04-13 11:57:32 | Weblog
久しぶりに国立(くにたち)を訪れた。
数え切れない程の自転車が舗道に駐輪されているが、
それを迷惑駐輪とは全く感じない位に舗道の幅が広い。
国分寺と立川の中間なので、
国分寺の“国”と立川の“立”をとって
命名された造られた街。
大学を中心に街が形成されていて、
パチンコ店や大規模マンションも建設されていない。
私は好きな街の1つである。
約30年前に毎週のように通った映画館、
夜になるとカラオケがうるさくて眠れないスナックの二階の格安アパートに暮ら
すS君、
近隣の女子体育大学の学生がジャージで訪れるスタ丼の店。
懐かしい想いである。
季節も4月初頭ということもあり、
大学通りの桜並木は満開。
車道と舗道の間には、
3メートル幅の鮮やかな黄色の菜の花の畑。
そして赤、黄色のチューリップが満開だった。

それにしても、
とても温かな、そしてのどかな日曜日だった。
潤教授のパートナーであるK’s工房の個展に行ってきた。
Kさんは、すごく元気である。
ご自分でも医者に行かない、
薬を飲まないと言っていた。
何故だかわからないが、
エネルギッシュであり、
私自信の抱えている小さな悩みごとなど忘れさせてくれる。
会うと元気になる。
さらに会話が面白い。
Kさんは、まさにそんな人物である。
皆さんにもそんな知人や友人がいるのかもしれません?
個展では、展示されている陶芸作品の成り立ち等
どこの土が使用されているか。
どんな染料が使用されているか等
作品のこだわりポイントの説明も受けた。

今回とても印象に残ったのは、
日常を見過ごさない視点だ。
例えば、脱ぎ捨てたジーンズ。
脱ぎ捨てたままの形に感動して、
それを焼き物にしている。
使い古したしわや摺れが微妙な彩色で再現されている。
その他にも、使い慣れた靴。
ご友人から頂いた本箱を食器棚として利用されているその本箱。
それも見事に、そして器用に、手作り感を出して再現されていた。
私であれば、見過ごしてしまうような日常。
その日常の大切さや姿が作品になっていることに感動。
そのような発想や、
そもそもそれらに気付くことのできる心のゆとりの必要性を再認識した。
気付きは、まさに築づき。
当日、私は地球色の陶器を購入した。
さっそく、自宅にてワインを入れて使用してみた。
ワイングラスを飲み終えた後は、
日本茶を入れて湯呑の代わりにも使用した。
鑑賞用でなく、どんどん使用してみようと思う。
自宅で飲む酒量が増えてしまいそうである。



コメント
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