ゴールデンウイーク中も暦どおりに仕事(授業)があった。
この時期、生徒の中の数名は、
仕方なく登校しているような態度が目立つ期間でもある。
具体的には、宿題はやってこない。
授業にも集中していない。
授業中も寝ているのか?
起きているのか分からない。
彼らは教材を数冊、机に積みあげ、
何十本もの色ペンが入りパンパンに膨れ上がった大きめのペンケースを
机上に置いて寝ている姿を気付かせないようにしているのだ。
そんな姿に加えて、
こちらから質問を投げかけた時、
彼らのフテブテシイ態度に接するとむしょうに腹がたった。
そして、ある言葉をふと思い出した。
「ぶっさらってやろうか」。
「叩こうか?」という意味である。
これは標準語だと思っていたのだが、
あとで調べてこれは静岡弁であることが分かった。
さらに、ついでに静岡弁を調べてみると今回新たな気付きがあった。
食べる際に「いただきます」は全国の共通語であるが
今日まで食べ終わったら「いただきました」が標準だと思っていた。
また、学校に行く時は「行ってきます」だが、
帰ってきた時は「ただいま」ではなく、
「行ってきました」を当たり前の言葉としてずっと使用してきた。
よって私の子供たちもそれを当然のように言っている。
自分が当たり前だと思っていたものが
その地方特有のものであることをこの年齢になって知る驚きでもあった。
その他に懐かしさを感じた静岡の言葉を書き残してみたい。
標準語 静岡弁
「いかい」 ⇒「大きい」
「いくら?」 ⇒「行くでしょう?」
「いみり」 ⇒「クラック」
「おぞい」 ⇒「質が悪い」
「おだっくい」⇒「お調子者」
「鍵をかう」 ⇒「鍵をかける」
「こぶら」 ⇒「こむらがえり」
「在所」 ⇒「実家」
「そらつかう」⇒「とぼける」
「とぶ」 ⇒「走る」
「まめったい」⇒「几帳面」
「やっきり」 ⇒「頭にくる」
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竹中正治『ラーメン屋VS.マクドナルド』新潮新書
・アメリカ人に多い類型は「希望駆動型」であり「できるじゃないか!」と励まされると強く反応して動くそうだ。反して、日本人に多い類型は「危機感駆動型」であり、「このままではお前(日本)はダメになる!」と言われると強く反応して動き出すそうだ。日本的な企業に勤める私として、ドミノ倒しのように、あるいは幹部から部下への伝言ゲームの文言として危機感の混じった言葉を耳にすることも多く、すごく納得してしまう指摘であった。
・ ブログ調査会社テクノラティ創業者のデビッド・シフリーによると、世界のブログ書き込み言語のシェアで日本語は37%と、英語の36%を上回るという
(http:/www.sifry.com/alerts/archives/000493.html)静なる聴衆と言われる日本人はブログの世界では本当に活発に書き込みをおこなっているのであろうかと言う疑問も生じてしまった。