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『多摩ニュータウン発表に思ったこと』

2013-02-19 07:07:07 | Weblog

首都大学東京に東京未来塾特別推薦入学制度を利用して入学が決まった生徒がいます。

先日、塾の在籍生徒50名の中で優秀な調査・研究をした6名に選抜されたとの報告を東京都教育委員会から頂きました。

そこで本校に在籍する生徒のプレゼン見る為に研究発表会に行って来たしだいです。

 

プレゼンを見た後の感想は「スゴイ!」。

1年でここまで伸びるのかというのが率直な感想です。

この1年間で生徒は勉強の主体をこの塾での学習に置き、

受験勉強は二の次でやってきました。

具体的な塾での学習としては、

(1)約1年間にわたって首都大学教授の講義や第一線で活躍する社会人の講義を受けて小論文作成に取り組んだり、

(2)調査、討議、発表をした後に5000字程度の報告書を作成したり、

(3)社会問題の探究を行い課題解決に向けた提言をしたり、

(4)企業での就業体験などをしてきました。

実際、大学生が体験するようなことを高3で学べているという表現が的確なのかもしれません。

 

 社会問題に関しての発表では多摩ニュータウンにおける住民の高齢化についての発表もありました。

発表要旨は、

1.多摩ニュータウンが急激に高齢化していること。

2.丘陵をうまく利用して歩道と車道が分離された道路は交通事故を減少されるという当初の目的は達してますが、歩道橋が町の至る所にあり高齢者にとってはバリアになっているという現状があるということ。

3.買い物に行くだけでも大変な道なので買い物客も減少してニュータウン団地内の店舗は閉鎖に追い込まれているという現状。

4.若者がその町に住みたいというように思えるような施策が問題解決になるのではないかという提言がなされていました。

若者が居住すれば町に活気が戻るとの提言。

さらに新たな公団住宅建築に関して若者受けするような建物にしてはどうかといった提言もありました。

 

別の発表では、フェアトレードについての発表がありました。

その発表に対してジャイカの職員の方が賞賛の言葉を発表者に浴びせていました。

 

社会問題に関しての問題提起については私も思う事がありましたが、その場はじっと我慢して拍手にとどめておきました。

 

例えば、高齢化した街ははたしてそんなに問題だろうかという思いです。

日本で最も高齢者が多く、他の地区からも高齢者が移住してきたいと思うような街作りをしてみてはどうだろうかとも反論してみたくなりました。

高齢者が幸せを感じて暮らせる街。

商店やスーパーに行きづらければ、スーパーが高齢者の自宅に来るような街。

福祉業務従事者の給料が高く(丘陵が高い訳ではありません)

多くの質の良い福祉労働者や良質な事業者が流入してくる街。

病院をたらい回しにされることもない街。

医療や福祉が充実していて金銭面を気にすることなく特養老人ホームのような施設にも誰でも入所できるような街。

発表を聞いて、その上記のようなことを思った私でした。

コメント
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