異業種で協力しながら商品価値を高めることがブームのようです。
最近は事あるごとに「コラボレーション」、または「コラボ」という言葉が聞かれます。
最近のTVCMの「缶コーヒー」と「携帯電話会社」のコラボは記憶に新しいものです。
「サントリー・BOSS」と「ソフトバンク」
大学と民間企業とがコラボしての企画や商品も数多くあげられます。
最近の一例として、玉川大学と企業のコラボが報道されていました。
天候条件による野菜価格の高騰に左右されないで安定的に供給する為に工場で野菜を栽培。
具体的にはLED電球を利用したレタスの水耕栽培が取り上げられていました。
かつて2000年頃に、異業種合同プロジェクト「Will プロジェクト」が話題になっていました。
トヨタ自動車、コクヨの文具など大手企業の異業種間でコンセプトを統一。
近未来的なデザイングッズの発売がなされました。
最近では企業とのコラボに取り組んでいる私立中高も出てきています。
東京の品川女子学院は製菓メーカーとのコラボで「おにぎり本舗 ツナマヨ味」と「おにぎり本舗 梅味」を発売しています。
しかしながら、企業と私立中高とのコラボは非常に少ないのが実態です。
どちらかといえば、マーケティング的に使用される「コラボ」ではなく
「協力関係」にあるといえそうです。
私の勤務する私立中学・高校は同業として生徒募集でしのぎを削りながらも
いくつかの面において協力関係にあります。
具体的には各学校のPTAが一致団結して私学助成金(補助金)の拡充に向けて活動をしています。
さらに警察と協力して合同で補導も実施しています。
実際、合同補導は年間5~6回位実施されます。
具体的には学校の最寄駅周辺にあるゲームセンター、漫画喫茶、カラオケなどの遊興施設を地元警察の少年課刑事の案内のもとに見学していくイベントです。
諸施設を見学しながら自校の生徒が遊んでいないことを祈りながらの補導・・。
今回は他校の金髪のネイティブの先生も補導に加わっていました。
外人の金髪先生がゲームに興じる金髪の生徒を指導。
思わず心の中でクスッと笑ってしまった。
補導が終わってからは少年課刑事さんの講演開始です。
以下講演抜粋。
・少子化の影響もあるのか、補導される人数も減少傾向にある。
都内では1万人をきった。
・脱法ドラッグで指導を受ける少年が増えている。
違反薬物反応がでるかどうかの尿検査はするそうですが、
基本的には「脱法」と言いながら「違法」ではないので強い指導しかできないそうです。
・学内での金品の盗難(殆どは千円、二千円といった金額)に対して、被害届を出される保護者が急増しているそうです。実況見分で指紋採取も行うそうですは、現場である教室にはクラス全員の指紋が検出されてしまうので、その先に進めないというのが実情だそうです。
・警察と学校は協力関係にありますが、警察が補導した場合には学校に連絡を入れないことが多いそうです。なぜならば、それが原因で退学や停学処分される可能性があるから・・。
なるほど・。