2013年の日本人の海外渡航者合計数の目標は1900万人だそうです。
20歳代と60歳代の渡航者数が減少していて、
その達成は危ぶまれてもいるようです。
さて、日本人の海外への渡航を調べてみると
1964 年 158,827
1970年 663,467
1980年 3,903,333
1990年10,997,431
2000年17,818,590
2010年16,637,224
2012年18,490,657
2113年19,000,000
海外旅行の自由化がされたのは1964年。
現在と同じようにパスポートに有効期限が設定されたのは1970年です。それ以降殆ど毎年、海外渡航者数が増加しているわけです。
今回、渡航者数について取り上げたのは、
テレビ番組として「海外」を取り扱う同じような番組が増えていると思ったからです。
「世界ふれあい街歩き」(NHK)
「THE世界遺産」(TBS)
「週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー」(日テレ)
「世界の果てまでイッテQ!」(日テレ)
「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」(フジテレビ)
「世界の村で発見!こんなところに日本人」(テレビ朝日)
ゴールデンタイムに放映されている下2つの番組は内容としては同じようなものに感じてしまいます。
「海外のあそこにいってみたい」と言う気にも一瞬なりますが
在京キー局が同じような時間帯で、同じような番組を放映することで視聴者は番組だけでなく、海外への興味も失せてしまうかもしれません。
このような番組を見るたびにテレビ局は人気の出た番組をまねて番組を制作を外注しているように感じます。
横並びの安定指向傾向も見てとれます。
これでは、テレビをみる人も少なくなるでしょうし、
海外渡航者1900万人突端も難しいのではないかと思います。
同様に気にかかるのは、「もてもてナインティナイン」のような
婚活番組です。
25歳から29歳の未婚率は71%(女性:60.3%
30歳から39歳の未婚率は47.3%(女性:34.5%)
35歳から39歳の未婚率は23.1%(女性:23.1%)
少子化が日本の国力を弱めてしまうという懸念材料になっています。
それの対策にテレビ局が一役買うような企画には、
疑問を持たざるを得ません。
年末年始の特番が放映される時期になってきました。
ただでさえ、面白くないのに特番を誰がみるでしょうか?