6月に入り今年も教育実習生がやってきました。
私の勤務校の暗黙の了解として
実習希望の卒業生は全員受け入れています。
今年は総勢15名ほど。
教科は英語、国語、理科、社会、数学、体育、情報とさまざまです。
今年の6月もすでに蒸し暑く、生徒たちは夏服へ更衣が終了。
教職員も「クールビズ」でノーネクタイの教職員がほとんどなのですが・・。
そのような職場環境の中、教育実習生たちは黒系のリクルートスーツを着用して実習に励んでいます。
見た目も暑そうですし、実際にすごく暑いに違いありません・
私は指導教官ではないので、特に指示は出せないのですが・・。
実際に働いている教員と同じ服装様式、つまりクールビズで良いのではないかと私は思っています。
実習生は弱い立場ですから横並びの行動しかできません。
然るべき立場の人が指示してあげればと思うのですが・・。
ほんの数年前に私は同僚の指導教官に苦言を呈したことがあります。
それは教育実習生に対しての悪しき慣習に関してでした。
体育系の実習生は朝早く登校して職員室内にある体育科の先生の机を毎日、水拭き雑巾で拭くという習わし。
自分の机は自分でキレイにすれば良いというのが私の考えです。
よって、そのような行為が在学する大学の指導教授の耳に入ったら大事になるかも知れない、そもそも体育科の教員の机だけをなぜ毎日掃除するのかと忠告しました。
管理職も私の意見に賛同することで何十年にも渡る慣習を止めさせた次第です。
さて、数日前に、体育祭が実施されました。
毎年、教育実習期間中に体育祭が行われるために教育実習生は全面的に体育祭の運営の補助を行うことになっています。
ライン引き、ゴールテープ持ち、テントなどの設営、用具搬入など終日に渡って走り回りながら教員の裏方の仕事を体験します。
そんな彼らの実習している姿を見るために教育実習生の母親2名が体育祭の見学に来ていました。
彼女たちの親と私は顔見知りですから、一言帰り際に伝えました。
「ぜひとも。研究授業にも来てください」と。
実は大学4年の教育実習生の母親がその様子を観察するために体育祭にまで来ていることを見たのは今年が初めてでした。
しかしながら、それは少々の「驚き」であって「批判」ではありません。
というのも、昨年私のパートナーも地域住民のふりをして小学校で勤務する子どもの様子を見るために運動会に行っていたからです。
しかし、今年は行っていません。
母親が運動会に来たことがバレて恥をかいたという言葉がムスコから発せられたからなのです。