『広報の力』(危機対応力)
(事例発表)
まず、先週、東北教育旅行セミナーにおいて事例発表をさせていただきました。
結論から言いますとたいへん満足できる発表ができました。
「熱意が感じられた」
「学校の先生がそこまでやるのと思った」等、多くの感想をいただきました。
きっと1週間前から毎日事例発表の練習を無人の教室で行ってきた成果が出たと思います。
実はJTB系、近畿日本ツーリスト系の団体や協会も今夏に事例発表をしているそうです。
それらの発表を聞かれた方々の反応や感想としても私の発表はピカイチであるという言葉もいただきました。
(私からしたら当然のことなのですが・・)
いずれにしても終わって、「やれやれ」という感じです。
(事件を見る目)
先日、障害者施設に入所している19名を殺害した事件が毎日のように報道されています。
容疑者の顔は事件後から公開され、容疑者が暮らしていた自宅も放映されています。
テレビに映し出される彼の表情からすると、精神的に病んでいたことは明らかです。
措置入院もしていたそうですから、刑事責任能力が無いようになる可能性も大いにあるような気がします。
さて、私はメディア論の視点からこの問題を考えてみたいと思います。
まずは、この施設側の会見では最近防犯カメラが増設され、アルソックとも契約した旨の発言がありました。
放送局とのスポンサー契約もありますので、局によってはその会見部分だけをカットして放映しているテレビ局もありました。
広報的には、アルソックは記者会見を開き、ホームページにて自社コメントを出すなどしないと企業イメージの低下が起こりうるような気がします。
加えて、別の広報的な指摘です。
この容疑者の出身大学はネット情報だと「帝京大学」のようです。
たぶん、帝京大学のメディア対応がしっかりしていることが推測できます。
朝の情報番組においての全ての局で容疑者の大学名が出されることはありません。
出身大学なんてと思いきや、被害者の在籍大学や被疑者の出身大学が出されることはよくあることです。
私の思い過ごしかもしれませんが、帝京大学のメディア対応力、危機管理力、そして広報力すごいと思います。
本当に脱帽です。