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『学食がない大学』

2017-05-30 07:07:07 | Weblog

5月下旬から6月初旬にかけてのこの時期は多くの学校で中間テストが実施されています。

この時期にあわせて大学は高校教員対象の学校説明会を実施。

説明会では今年度入試の変更点が公表されます。

さらに前年度の入試得点などが出席者への特典としていただける場合が多いようです。

 

さて、私はテストの採点も終わっていないのに・・。

自由が丘駅から徒歩15分の経済系の単科大学の説明会に伺いました。

この大学はPBLとアクティブラーニングが売りの中堅大学です。

この大学のK看板教授は元高校の教師であり、アクティブラーニングの推進役。

その先生の特別講義聴講を目的に説明会に参加した次第です。

講義はそれなりに勉強になりました。

理論ではなくて実務を重視している大学。

教員の60%以上は実務家だそうです。

当日は「コーチングスキル養成講座」の授業を見学。

専門学校のような、大学のような・・。

講義を黙って聞いていられない学生は相当数います。

それらの人々が望むような実務的がスキル習得を目的とする大学があるのも当然なのです。

 

今回訪問では施設設備でビックリ!

なんと、この大学には学食がないのです。

確かに年間を通じての学食使用者は偏りがあり、不経済。

一般的に言って文系私大の8、9、2、3月の学食利用者は、ほとんでいません。

学食を利用する時間帯も平日の昼だけが混み合ために人員手配対応は難しそうです。

たぶん短時間労働のパート従業員に頼っての運営が可能なのだと思います。

学食がない代わりに昼時になるとこの大学にはランチ販売を目的とした軽ワゴン車が来るそうです。

それは丸の内の会社員が昼食を確保するのと同じスタイル。

この大学はビジネスを学ぶことを目的とした大学である。

つまり、校舎は企業が入居するビルと考えられます。

一般的に言って丸の内にある社屋内に食堂はありません。

それと全く同じ。すごく納得できました。

学内見学では、ここは「企業」。

就職前の実習棟であるという視点で校舎を見学しました。

するとビックリです。

校舎内には一般では考えられないほどの監視カメラの数。

教員以外は入場できないようなフロアも何箇所かありました。

企業のコンサルティングや依頼を受けての人材教育も実施。

W大学の新人研修もこの大学で請け負っているそうです。

校舎内の数フロアに企業が入居。

そのためのリスク管理。

大学でこれほどまで多くの監視カメラを見たこともなかったので本当に驚きでした。

プライバシーに最も気を使う大学ですからそれらは極力置かないのが常だと思い込んでいた私。

大変、勉強になった大学説明会となりました。

 

 

 

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