20年ほど前、大学の学部時代の恩師の還暦パーティーに出席させていただいたことがありました。
私学会館には100名以上の卒業生。
頭巾と赤いちゃんちゃんこを着た姿が印象的でした
そんな私も先週、還暦を迎えました。
派手なことや形式的なパーティーなどを好まない私。
加えて、私の子どもたちからの祝いの言葉も特にはありません。
当日は新型コロナ騒ぎも加わり、我が家でパートナーに誕生日を祝ってもらいました。
その日のパートナーとの会話は終活について。
墓は必要かどうか?
墓の場所はどこにするか?
会話の中身は年齢に応じた内容になっていることは間違いありません。
間違いなく、今後、他者からは高齢者と言われることが確実に多くなってくるでしょう。
確かに鏡に映った自分の顔を見ると、歳をとったことは自覚しています。
確実に髪の毛もさらに薄くなってきました。
鏡に写るのが自分であると思いたくない気持ちからか?
鏡を見る時間は確実に短くなっています。
しかし、精神的な部分ではこの数年間、特段の変化はありません。
確実なのは、あと何年か仕事を継続すれば楽になれるとの想いだけです。
さて、突然ですが私も一部書かせていただいた『コミュニケーションスタディーズ』が1万冊もの部数を超えたそうです。
そので、次の版では内容のアップデートを行うことになりました。
そこで、平均寿命の推移を調べました。
男 女
1902年 42.80 44.20
1936年 44.80 46.54
1960年 65.32 70.19
1980年 73.35 78.76
2007年 78.56 85.52
2014年 80.21 86.61
2018年 81.25 87.32
1902年では男42歳、女44歳が平均寿命です。
平均寿命が40歳代です。
この時期の60歳は確かに長寿であることを皆に祝ってもらったのでしょう。
当時は死産数も多かったのです。
手元のデータでは1950年の死産数は216,974人。
2019年の死産数は医療の発達もあり、19,000人。
それだけでも平均寿命計算に大きな影響を与えています。
さらに、この100年間でも栄養を意識した食事を取るなど、平均寿命が伸びた要因はいくつもあるかと思われます。
さて、誕生プレゼントは何が良いかと聞かれることはありませんでした。
そこで、60という節目に「赤いスバルが欲しい」と自分から言ってみました。
私もJuwat先生を真似て、一度も乗ったことのない四駆に乗ってみたいとの希望からです。
しかしながら、その反応は芳しくありませんでした。
自分でお金を貯めて中古自動車でも買ったらとの返事。
お金が貯まる頃には、免許返納の年齢になってしまうかもしれません。