先週紹介した『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』にはとても印象に残ることがかかれていました。
それは捕虜の扱い方です。
ドイツ軍の捕虜となったアメリカ兵の死亡率は1.2%。
それに対して日本軍の捕虜となったアメリカ兵の死亡率は37.3%だったそうです。
この日本軍の捕虜の扱いに驚かされました。
著者の加藤さんは「自国の軍人さえ大切にしない日本軍の性格が、どうしても、捕虜への虐待につながってくる」と書かれています。
さらに、ニューギニア北部のジャングルの戦線では食糧補給をした前線など一つもなかったそうです。
つまり、戦死ではなく餓死をした人たちが殆どだった。
国民を当時の政府がどのように考えていたかがよくわかります。
敗戦国でもドイツは国民に配給する食糧だけは絶対に減らさないようにしていたそうです。
それに対して、農業を支える人たちを全員兵隊にしてしまった日本。
政府が国民のことを考えているのか疑問を感じてしまうことは今に繋がっているのかもしれません。
ウオシュレットの調子が悪いので先日、トイレのリフォームをしました。
薄緑の便器だったので便座のみの交換ではカッコ悪いということで。
壁紙、床、そして便器の総取り替えをしました。
新しい家に住んでいる方にとっては当たり前の事かもしれませんが・・。
私にとっては本当に驚きそのものです。
便器は水道関連品から電化製品へ転化、進化を遂げていたのですから。
便所に入ると自動的に電灯が灯ります。
さらに、人を意識した便座の蓋が自動的に開き、
自動的に便器に渦を巻きながら水が流れていきます。
それは汚物が便器についた時に流れやすくするための前処理のようです。
用が済んで、手動で汚物を流すことも可能ですが
便座から人が離れて数分すると自動的に汚物を流してくれます。
水圧も利用して下水に流れる水もかなり少ないようです。
我が家のトイレだけは高級住宅のそれのようになりました。
しかしながら、停電になったら多くの機能は停止。
便利さが増すことは電気への依存の増加でもあるのです。
高校生までは、和式の汲み取りトイレを利用していた私。
バキュームカーが汚物を汲み取りにくると肥溜めにこびりついている硬くなった糞を吸い込んでもらうために和式便座からバケツに汲んだ水を流し込むのが私の手伝い。
時代の変化を感じます。