みなさま良いお年をお迎えください。
コロナが猛威を奮っています。
帰省せずに自宅で過ごすように政府は促します。
でも、クリスマスにはケーキ屋さんには長い列。
チキン販売店にも同様の現象がみられました。
夜間時短短縮の焼き鳥店にも、限られた短い営業時間内に多くの客が殺到して「密」な状況が見受けられました。
年末には買い出しも多くなり、人が移動します。
年始には「初詣」で神社に人が集います。
いっそのこと、初詣禁止にした方が良いのではないかとも思われます。
それの方が危機感が浸透するのではないでしょうか。
さて、私は今年度高校3年生の学年責任者をしています。
1月中旬の共通テストや二月から始まる大学入試が本当に実施できるのかどうかとても心配です。
・受験会場のドアや窓は閉められているのだろうか?
・ソーシャルディスタンスを考慮して受験生は、前後左右にある程度の間隔をとっての受験がなされるのだろうか?
・年に一度のチャンスしかない受験なので、多少の微熱や倦怠感がある程度では無理をしてでも受験する受験生がいるのではないだろうか?
・そもそも大教室で効率よく受験生を詰め込んで、限りなく少ない監督官を配置して受験を設定してきているのに、ソーシャルディスタンスを考慮したら試験会場や監督官が足りなくなるのではないか。
以上のように疑問や心配は尽きそうにもありません。
さて、今年の高校3年生は例年以上に推薦入試を利用希望する生徒が多く出ました。
たぶん、他校も同様の傾向にあると思われます。
大学も何とか定員を確保したいので焦っているようです。
入学偏差値が高くなかなか推薦では合格できなかった大学にも今年は合格者が出ています。
秋田のAIUやICUなど。
加えて、学校の偏差値ランクを落としてもいいので早めに合格させたいとの保護者の声も多くありました。
一方、大学からは一般受験者の合格を出せないとの事前連絡もありました。
(JK大)推薦、特に指定校推薦で多くの応募があり既に定員を充足してしまっているので一般入試では合格は出せない。
(JJ大)特定学科はすでに定員オーバーだが、学長判断で一般入試でも合格をだすので安心してください。
ある大学は、受験料ゼロ円で他大学との併願を認める大学もでてきました。
これから起こることは、一般受験のみを考えていた生徒たちが、滑り止め大学を受験しても受からないことです。
入試要綱で推薦入試と一般入試の合格者数を公開していたのにもかかわらず、
一般受験での合格者が出ない(出せない)ことはいずれ社会問題としてのニュースに取り上げられそうです。
いずれにしても、被害をこうむるのは善良なる受験生です。
公平にあつかってくれることを切に願うばかりです。
みなさまにとっても、私にとっても来年は良い年でありますように!