ワクチン接種進展でイスラエルは屋外でのマスク着用義務を解除しました。
アメリカでもすでに14の州がマスク着用の義務化を解除しているそうです。
そんなアメリカでも地下鉄に乗車時にはマスク着用が義務付けられています。
ハンス・ロスリングの『ファクトフルネス』にはインフルエンザ菌の感染力の強さが書かれていました。
『p.302 インフルエンザウィルスは目に見えない粒子になって飛沫感染する。
感染者が地下鉄に乗ると、同じ車両の人は全員感染する可能性がある。』
地下鉄でのマスク着用が義務付けられているのも頷けます。
加えて、同書には国によって呼び方が異なることも書かれています。
本文にはありませんが、よく言われる事例として、
飲料の「カルピス」は「カルピコ」という商品名であるということは有名です。
理由はカルピスが英語のCow Piss(牛の尿)に発音が似ているから商品名をかえたそうです。
加えて、トヨタ自動車の「ビッツ」という車の発音がBitch(売春婦)に似ているという理由で後継車の車名が「ヤリス」に変更された話は有名です。
さて、話を戻しますと
スペインかぜについてウィキぺディアには1918年から1920年に全世界に大流行したインフルエンザの総称とあります。
フランス、北米、中国が起源との説もあるようですが、ほんとうに所は不明です。
初期にスペインから感染拡大の情報がもたらされたため、この名で呼ばれているそうです。
ここでスペインかぜについて書いた理由は、同書では「梅毒」についてふれていたからです。
「この病気は、国によって呼び名が違っていた。ロシアではポーランド病と呼ばれ、ポーランドではドイツ病と呼ばれた。ドイツではフランス病。フランスではイタリア病。イタリアではやり返したかったのか、フランス病と呼んでいた。」(p.275)
忌み嫌われるものは、他のモノとしたいということが表れていると思います。
確かに日常においても私たちは他者(人)のせいにシガチなこともこれと似ている気がします。