人が集まらない方がよいのに、東京都は都立公園に電光掲示板を設置して人を集めようとしています。
憶測ですが、コロナ前に計画して予算取りして、発注をかけてあるので「事」を止めたくないのではないかと思います。
新型コロナウイルスには人流の抑制が必要であると4月下旬のGW前に小池百合子都知事は「東京から出ないで、来ないで」と都民に呼びかけていました。
しかしながら、6月になって国が設置する大規模接種会場には64歳以下の接種希望者を全国から受け入れるそうです。
全国から人を受け入れるということは、人流を発生させてコロナが全国に拡散していくというリスクも存在します。
大丈夫だろうか?国も東京都も。
6月20日に非常事態宣言が解除される予定です。
その後に、仮に感染者の拡大が発生した場合の国や都の言い訳が予想できてしまします。
「変異ウイルスが発生して、感染者が拡大した」と。
「安心で安全なオリンピック」と菅首相は壊れたブリキのロボットのように同じ言葉を何度も繰り返しています。
しかしながら、現時点において東京は安心安全でない場所なのです。
さらに、水際対策としてオリンピックで入国する選手や関係者は入国後もGPSで管理すると言います。
しかしながら、昨年導入された新型コロナウイルス接触確認ココアは不具合だらけでまともに起動していません。
一時期、大学の対面授業に出席する要件としてココアのダウンロードを義務付けていた大学もありましたが、それが機能していることを私は聞いたことがありません。
テレビのニュース放映なども、バッハ会長も言っているようにオリンピックの実施やむなしの方向になってきているようです。
実施の場合には、学校でもさまざまな課題が発生します。
例えば、都内の公立学校(幼稚園・小学校・中学・高校・特別支援学校)の約81万人の生徒が炎天下の中オリンピックを観戦する予定です。
オリンピックを観戦できる都内の子どもたちは幸せだとも言えるかもしれませんが、見方を変えれば、コロナ禍にオリンピックに強制的に動員される子どもたちとも言えるわけです。
子どもは重症化しないとも言われがちですが、変異ウイルスは子どもたちを重症化させる危険が大です。
自国の子どもたちにとって果たして今回の東京オリンピックは安心・安全であると言えるのでしょうか。