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『定年退職後の趣味の模索』

2021-06-29 07:07:07 | Weblog

私はあと4年で退職です。

「退職したら趣味に没頭する」と言いたいのですが趣味といえるものが現在の私にはありません。

身近な先輩たちの中には家庭菜園に勤しんでいる先輩もいます。

田舎に移住した先輩、

ウクレレを始めた先輩、

70歳を過ぎても学校に乞われて教科だけでなく担任業務もしている先輩。

皆、それぞれです。

 

老人ゆえに「シミ」探しは容易そうですが、「趣味」探しは難題です。

かつて青い色をした切手シートホルダーが実家に一冊あります。

それは私が子どもの頃に「古切手」収集がブームとなり記念切手をシートで購入していた証です。

しかしながら、それはいっときの趣味。

大学生の時にはフォークギターが流行。

モーリスの初心者向けギターを購入しましたが、それに夢中になることは今までありませんでした。

どれもこれも、趣味になりかけていたコトはその全てが友人からの誘いが切っ掛けだったことは明らかです。

 

競輪競馬、そしてパチンコなどの賭け事は嫌いなのでたぶん今後もやることはないと思われます。

好きな歌手のファンクラブに入ることもありませんでした。

よってコンサートや演劇鑑賞には殆ど行かない私です。

田舎で暮らす親戚のおばの趣味は「ゲートボール」。

私はそれを一度もやったことはありませんが、とても面白そうには思えないのです。

私も年寄りなのですが老人が集まってするスポーツなんて、やる気がおこりません。

もっとも、都内ではゲートボールに勤しむ老人たちをあまり見かけませんが・。

都会でできる趣味にしようか、それとも田舎でしかできない趣味をしようかも迷ってしまいます。

 

しかしながら趣味として熱中するモノやコトを手に入れたいという気持ちだけは年ごとに強くなっています。

どうしましょう?

今考えているのは静岡に古い小屋でも購入して、それを修繕するDIYを楽しみたいとの思い。

家族にそれを打ち明けたのですが、負の遺産となるので賛成してもらえません。

自分で好みのペンキを塗って、ノコギリを使用して木を切ること。

土を耕して野菜も育ててみたいのです。

しかしながら、なにぶんにも不器用な私。

陶芸体験でコーヒーカップ作りに挑戦すると、不格好なビールジョッキのようなモノができてしまう私。

家のタイルカーペットひとつ完璧に仕上げられない私です。

趣味選定にあたっても他者の視線や意見を気にしている私。

あと、数年間模索したいと思います。

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