最近、テレビ番組が面白くありません。
興味をそそらない内容なのに長時間番組が多くなっているように思われます。
「小さなお葬式」「くらしの友」など葬儀会社のCMが帯の時間帯CMで放映されています。
テレビ番組を見るのは高齢者であって若者はテレビ番組を見ないという理由も頷けます。
以前のブログでも書きましたが、私の住む町がテレビ東京「アド街ック天国」で紹介された翌日は、商店街には、人、人、人。
住人でない人が電車にのってやってきたそうです。
狭い商店街通路は歩けないくらい多くの人で溢れていました。
それはまさにテレビの影響そのものです。
さて、話は変わって先日職場の友人と鬼怒川温泉に行ってきました。
現地での彼の望みはNTV「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」で紹介された日光の蕎麦屋に行くこと。
場所は上三依塩原温泉口駅そばにあります。
そこは鬼怒川温泉から福島の南田島方面に車で40分ほど行った山の中です。
11時開店で蕎麦がなくなりしだい14時位に店を閉めている人気店。
土日は客も多くて、駐車場がすぐ満車になってしまうそうです。
台風も関東に接近中で雨も降っていましたし
当日は10時30分に現地に到着できるように宿舎を出発しました。
古びた小屋のような店舗前には既に5名ほどの客が開店待ちをしていました。
11時少し前に10名ほどしか入れない狭い店舗に入店を許可されました。
すると常連の客からの指示ともとれる助言。
それは中央のストーブにおかれたスープ大鍋から自由に玉ねぎスープをすくってよいと。
好きな場所に座ると注文用の紙束が置かれていました。
自分で注文品と個数と氏名を書いて店員に渡すシステムでした。
殆どの客が頼むという1100円の「天もりそば」を私たちも注文。
天もりそばには、冷ややっことナスの煮びたし風の小鉢が添えられていました。
驚いたのは天ぷらの量です。
小さめの家庭用天ぷらパットには大量の山盛り野菜の天ぷら。
かぼちゃ、えのき、しいたけ、まいたけ、ピーマン、ちくわ、エビ、インゲンなど16個もの天ぷらが積み上げられていました。
良い映像が取れるのでテレビでとりあげられるのも無理はありません。
さて、食後の感想です。
・天ぷら用に天つゆが欲しい。
・量は確かに驚きですが、味は並み。
・そばつゆの出汁の味が強い。
・日光市内には美味しくてリーズナブルなそば店が何店舗もある。
・もう一度訪問しようとは今のところ思いません。
テレビで取り上げられたことで、一時的に客が増えているに違いありません。
実像ではなく、虚像。
そんな虚像の店舗に行って30分も並んで家庭で作るようなそばを食した自分を反省している私です。