私の勤務校では、高3の担任の負担軽減を目的に全教職員で、推薦入学希望生徒の受験指導をしています。
具体的な指導は志願理由書等の大学への提出書類の書き方の助言・指導・添削と面接練習です。
今年私は指定校推薦で受験する3名の生徒の指導を行いました。
志願書類原案については、メールでこちらに送付してもらい修正箇所に赤を入れてメールで返却するというやり方をとりました。
1名について3回位のやり取りの実施。
やり取りと言いながらも実態は3名とも私が代筆をしたような・。
そんな彼らに私は少々怒っているのです。
R大学受験のA子さん。
学内の掲示板で彼女が合格したことは知りましたが、彼女本人から合否の連絡は未だにありません。
休日の一部を利用しての書類添削をしてあげたのにも関わらずに結果報告や指導に対しての礼も言えないことは残念です。
ぜひとも、大学進学後に鍛えてもらってください。
T大学受験のBくん。
T大学の志望理由は、「偏差値的に自分に合っているので」との本音が多いBくん。
志望理由書についても私が書いたママ提出したBくん。
ママチャリで筑波山や箱根に行くことが彼の趣味。
近所の裏山に生息しているカブトムシ観察を長年に渡って調査している彼。
人物的には面白いところもあり、面接練習も2回ほど実施しました。
なのに、実際の面接日の数日前になってから彼からの一言。
「受験票を見直したら、面接がないことに気づきました」とのこと。
怒りを抑えながら「面接無くて良かったじゃん」と答えた私でした。
H大学受験のCさん。
書類提出日の前日(真夜中)になって、志願理由書の添削を依頼してきたCさん。
時間的な余裕がなかったので、一通りの添削を実施。
そのまま提出されたようです。
後日、面接の受け方についてのマニュアル本を持参して面接練習の依頼に訪れた彼女。
毎週1回の個別指導(合計4回)を行いました。
彼女のクセとして何かを質問すると、じっくりと考えすぎて黙り込んでしまうこと。
テンポよく答えることの指導を行いました。
たまたま試験の翌日に廊下で彼女と偶然に対面。
彼女から出てきた第一声は、
「事前に想定した質問は一つもされませんでした」
「貴学って言ったら笑われてしまいました」とのこと。
開口一番出てくる言葉がそれかとの思いもありましたが、彼女には大学の面接官は同じことを何度も聞いていると飽きるので想定できないような質問をしたのでは?
それに、笑いには様々な種類があってその場で出た笑いは場を和ます笑いだと思いますよとフォロー。
世代の違いによる生徒の変化なのか?
それとも、時代に対応できなくなってきている私に問題があるのか。
悩みは尽きないのです。